小動物管理センターの譲渡犬のこと

管理センターにて

譲渡対象のわんこさんたちにおやつをあげるボランティアをしています。

 

先日訪問した時のことを書きました。

 

譲渡対象の子が間もなくあるご家庭に迎えられることを知り、

そのご家族とわんこさんとの交流の場に立ち会えたことはとてもうれしかった。

 

ビビりさんだけれど、

焦ることなくそれに向き合ってくださっているのが、うれしかった。

 

でも、そのことだけ書いて皆さんに公開していては、

だめだな、十分ではないなと、翌日思いました。

 

 

今年の6月から、通っているとお話ししました。

 

その時には、先に触れた兄弟たちはおりました。ほかの兄弟も1頭。

 

今センターにいる一番年の若い子はその頃、

センター内で他の兄弟姉妹と一緒に、お母さんからお乳をもらっていました。

 

子犬や、あまり大きくなくうんとおとなしい大人の犬は

比較的もらわれていくのですが・・・。

 

6月の時点で、

成犬のよっちゃんはもっと前からいたようだったし、

タニさんは譲渡犬の仲間入りをして間もなくだった。

 

( 高知県中央小動物管理センターのHPより 『小動物管理センターの譲渡犬』

 

 

 

もう11月の半ば。

 

タニさんもよっちゃんもまだセンターにいる。

 

先日触れた兄弟犬は今月1歳を迎えた。

 

一番若い7か月の子犬は、一頭だけになって久しい。

 

この子たちは、6月にも、いた。

 

人に攻撃性の見られない譲渡対象の子たちは、日中外につながれる。

 

訪問すると、新しい犬が外につながれている時があります。

時に、一気に増えている時があります。

 

前からいる子がそのままで。

 

だからどんどん増え続けているのが現状。

 

外が増えているということは、

中も同時進行で収容数が増えているということ・・・。

 

いくら譲渡対象の子がいい子であっても、

なかなか飼ってくださるご家族が現れないのが、現状。

つらい、現実。

 

 

 

現在、殺処分がほとんどされない状況になっている。

しかし増える一方であり、収容の限界を迎えれば、

譲渡に適さないと判断された犬たちから処分される。

実際には、もう限界を超え続けている。

 

 

このような現状、

どんどんセンターに保護される犬が増え続ける現状を何とかすることなしに、

センターに犬が入ってくることがめったになくなるような状態にすることなしに、

小動物愛護センターを作って、

収容された犬の全頭譲渡をめざし、譲渡先の見つからない犬は終生飼養する。

 

完成し、収容開始して間もなく、

パンクし、あふれるものと想像することは難しいことではない。

 

人とうまく生活できる子たちにチャンスを与える。

理想ではあるのだけれど。

 

愛護センターの建設計画。

そのことを思う時、私の心には、心配しかない。