少しずつ、ゆっくりと、前へ

 

これは珍しく、日記です(笑)

 

昨日、ラフちゃんをワクチン接種に連れて行きました。

 

 

ラフちゃんは病院が苦手。

 

ヴィーちゃんも病院は苦手ですが、彼女の場合、

病院にご機嫌で入る。

診察室もご機嫌の足取りで入る。

診察室のドアが閉まった途端、怖がり出します(苦笑)。

 

ラフちゃんの場合は、いつも、

入口数メートル手前で、いやですと言い出す。

車に戻ろうとする、歩こうとしない、座る、など。

 

そうだよね、これが病院怖い子の普通の反応だよね、と

ヴィーちゃんのことを思いつつ、苦笑い。

(ヴィーちゃん、あなたはなんて楽な子なの!(感謝))

 

彼には、不必要なプレッシャーをかけたくない。

それによって、なんでもないものも恐怖や嫌悪の対象になりかねないから。

慣れるということが遠くなってしまうから。

 

で、いやなんですけどと主張を始めたら、

抱っこします。

 

ラフちゃん体は大きいですが、抱っこ犬です(笑)。

急がない時なら時間をかけて自発的に前に出てもらう試みもしますが。

抱っこによって少しでも安心するならと、抱っこします。

 

いやだーといって前進を拒否してる時でも、

「抱っこしよか」というと、

私の足元までは前に進んできて、

抱っこしてもらうための体勢をとります。

何ともかわいらしい姿です。

 

彼がこれ以上頑張れないと判断すれば、

急いでいない時でも、抱っこします。

 

いやだーという時でも、

もう少し頑張れると判断すれば、

一歩でも二歩でも、歩いてもらいます。

 

 

さて。昨日の話。

なんと、

自らの足で、病院の入り口をくぐったーーっ!!

 

病院の建物に近づく間、

いやだなの意思表示は軽くあったものの、

ゆっくりだけど止まることなく歩いてきました。

それだけでもすごい進歩なのに。

 

待合ではまあ、いつも通り私が座るいすの下に急いで入ってましたけど。

 

呼ばれて診察室に向かう時、めちゃめちゃスローだけど、自ら歩いて、

診察室の入り口も自らの足で歩いてくぐったー!

 

まあ、そのあと

診察台の上で母ちゃんに体くっつけたがって、

(看護士さんから離れたいのも相まって)

体重量るのに手間取ったり、

床に下ろして診察室のにおいをかがせて確認させてたら、

先生登場で椅子の後ろに隠れたり、

聴診であまりの心拍の速さに

「小型犬以外ではありえない速さ」

と先生に笑われたりしましたけども。

 

すごいよ!頑張ったね、ラフちゃん!!

 


 

とても繊細で怖がりな子を飼ってらっしゃる方へ。

 

普通にお散歩するのが難しかったり、

いろいろ手間がかかったり、

気を付けてあげなくちゃいけないことが多かったり、

いろいろいろいろ大変で、

早くいろんなものに慣れてほしいと思われるかと思いますが、

 

その子のペースで

自ら大丈夫だと判断できるようになるまで、

手助けをしながら、

どうぞ長い目で見守ってあげてください。

 

うちのラフターは4歳ですが、

最近になって今までできなかったことがいろいろと出来だしました。

人に慣れるのも以前に比べて早くなりました。

初めての人に親しい態度を見せる頻度も多くなりました。

なんだこれと思ったもののにおいをかいで確認して、

さっさと安心して歩き出すことがスムーズにできるようになりました。

 

まずは、

飼い主さんと一緒なら大丈夫!

と思わせてあげてください。

困っていたら助けてあげてください。

より簡単で安心な解決方法を教えてあげてください。

自ら大丈夫かどうかを確認させる時間を与えてあげてください。

「大丈夫」を増やして、自信をつけさせてあげてください。

 

今できないことも、コツコツ無理なく教え続ければ、

気持ちが安定してきたらできるようになってきます。

 

まずは安心感と自信を育ててあげてください。

 

飼い主さんへの絶対的な信頼という、

この上ない喜びが待ってますから。

img_2427